
最近よくテレビCMやインターネット広告で『NURO光』というワードを良く見聞きすることが多くなったと思います。
NURO光は『ネット速度が速い』と謳っていますが、どうしてネット速度が速いと言えるのか、今回解説していきます。

NURO光の基本速度
NURO光の基本的な速度は下り最大2Gbpsと公表されています。通常のNTT系光回線、auひかり回線の基本スペックが下り最大1Gbpsとされているので、単純に2倍の速度差が出ていることになります。
※NTT系光回線、au光回線には一部エリアで1Gbps以上の下り速度を提供しているエリアがあります。
NURO光はなぜ速度が出せるの?
NURO光はNTTの回線網で使用されていない光ケーブル(ダークファイバー)を利用しています。ドコモ光やソフトバンク光、ビッグローブ光といった、いわゆる光コラボレーションモデルはどのサービスも同じNTT光ケーブルを共用しています。そのため光回線の利用者が多くなればなるほど、速度は分岐していきますので、遅くなる傾向にあります。NURO光は他の光回線とは光ケーブルを共用しないダークファイバーを使うことで、快適な速度が出せているんですね。
光コラボレーションについてはコチラの記事で解説しています。『フレッツ光と光コラボの違いとは?転用で光コラボ化』
下り最大2Gbpsに対しての実測値
下り最大2Gbpsに対しての実測値
では、実際にNURO光の実測値レビューを紹介していきます。
NURO光に変えられた方々は500Mbps以上の速度でストレスなく使っていることがわかります。もちろんこれは一例なので一概に500Mbps以上出るとは限りません。利用する環境によっても速度は変わってしまうのであしからず。
しかし、下り最大2Gbpsなのになんで1Gbps以上出ないの?と疑問に思われる方もいると思います。それでは、NURO光の仕組みについて解説していきます。
NURO光が速い速度を出せるワケ
事実を先にお伝えすると、1Gbps以上の速度は出ません。
NURO光は有線LAN接続と、標準搭載のWi-Fi接続の2通りの接続方法があります。確かに、家に設置しているONU(光終端装置と言います)までは2Gbpsの速度でインターネットが届けられていますが、実は有線LANに1Gbps、標準搭載のWi-Fiに1Gbpsの合わせて2Gbpsという振り分けになっています。
結局1Gbpsしか速度が出ないなら、他の光回線と同じじゃないの?
確かに1Gbpsしか速度が出ないのであれば、他の光回線と変わりないと思いがちですが、NURO光は他の光回線とでは明らかな違いがあります。
NURO光以外の光回線の場合
家で何台の機器を有線接続、またはWi-Fi接続しているか数えてみましょう。私の場合、デスクトップPC1台、タブレット1台、スマホ2台、の合わせて4台に接続していました。仮に4台全てが同時にネットに接続しているすると、1Gbps(1000Mbps)を4台で速度を分けることになるので、1台あたり250Mbpsしか出ない計算になります。
NURO光の場合
では、同じ条件で、NURO光の場合を見ていきます。
デスクトップPC1台を有線接続、他3台をWi-Fi接続した場合はどうでしょうか?この場合デスクトップPCには1Gbps(1000Mbps)が割り振られ、他の3台については333.3Mbpsずつ割り振られました。結果デスクトップPCは速度が4倍となり、他3台については速度が約1.3倍になりました。これがNURO光と他の光回線との明らかな違いです。
ただ、1Gbpsが出ることはまず考えられないので、参考としてみてください。
NURO光に切り替えた方が良いパターン
接続機器を複数台持っているパターン
NURO光は切り替えるだけで、そもそもの速度が上がる可能性があります。ただ、下のようなパターンであれば、もっと速度アップを実感できる可能性があります。
- Wi-Fi接続機器を複数台使う
- 有線LAN接続とWi-Fi接続両方使う
Wi-Fi接続を複数台で行うのであれば、標準搭載のWi-Fiと別途Wi-Fiルーターを購入して、有線LANに接続することで、Wi-Fiルーターの『二刀流』にすることができます。この場合であれば1GbpsのWi-Fiルーターが2台あることになるので、台数分振り分けていけば速度を最大化できるでしょう。
有線LAN接続とWi-Fi接続両方使う場合には、私の例のような使い方が1番良いと思います。
ソフトバンクの携帯を持っているパターン
ソフトバンク携帯を持っているなら、正直かなりラッキーです。ソフトバンク携帯を持っていてかつ、NURO光を利用していた場合、最大10台までソフトバンクの携帯代が1台につき最大1,100円割引になります。割引適用のために東日本は税込550円、西日本は税込330円の光電話を申し込む必要がありますが、光電話の利用料以上の最大割引が受けられるので、割引を申し込んだ方がお得になります。
ソフトバンク携帯が割引になる光回線として有名な『ソフトバンク光』という光回線がありますが、NURO光はソフトバンク光よりも月額が安いので、速度が倍で料金も安いという無敵な光回線なのです。
NURO光を集合住宅で利用する場合は戸建プランでの申し込みか、対応マンションであれば、『NURO 光 for マンション』というサービスが利用できます。
サービス名(ネットのみ)/プラン | 戸建 | マンション |
NURO光 月額料金(税込) | 5,200円~ | 2,090円~ |
Softbank光 月額料金(税込) | 5,720円~ | 4,180円~ |
提供エリア
それでは気になる提供エリアを見ていきましょう。
東日本
北海道、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
西日本
愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、大阪府、兵庫県、京都県、滋賀県、奈良県、広島県、岡山県、福岡県、佐賀県
東日本、西日本ともに一部エリアを除きます。
まとめ
NURO光は他の光回線とは異なった手法により回線速度が速いことがわかったと思います。最近ではスマホやタブレット、IOT機器のが普及し、Wi-Fi接続が増えてきました。どうしても接続機器が多くなると回線速度は端末あたり落ちてしまいます。もちろんNURO光に切り替えるだけでも回線速度UPは期待できますが、複数の接続端末をお持ちの方でNURO光のエリア内の方は、NURO光を検討してみてはいかがでしょうか。
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